「生ウニを買った」と夫からのメールにあった。ミョウバンを使っていない、海水と一緒にガラス瓶に詰められた生ウニ。あれ、ものすごく美味しいんだよね。
新幹線であと数時間後に家まで運ばれる。久しぶりに寿司を握るしかない。酢飯の準備だ。
目次
夕食
生ウニの軍艦巻き
〇米・昆布・塩・酢・ラカント・のり・ワサビ
〇生ウニ・いくら・ブリ・サーモン・つぶ貝
米に昆布と塩少々を入れてご飯を炊く。炊き上がったら寿司桶に入れ、酢、塩、ラカントを混ぜ合わせた調味料を切るように混ぜ込む。冷ましてから握る。ワサビをつけて、のりを巻く。
軍艦巻きには生ウニとイクラ。刺身用としてブリ、サーモン、つぶ貝も皿に盛り付ける。
酢飯は小さめに、のりは大きめに巻いて、生ウニをたっぷり入れる。一口ではもったいないので、まずは半分。
うおー!なんだーこれはー、となる。冷たいウニがとける。ものすごく甘い!
酢飯とのりとワサビと醤油で、これ以上ない旨さ。思わず、拍手。スタンディングオーベーション。幸せだ―。そこへ冷酒をチビッとごくり。むー。ああ、幸せだー。
寿司にして良かった。前に食べた時は、のりに乗せてレモンと醤油でおつまみにした。その時も美味しかったけど、寿司は別格だ。でも、糖質のこともあるので、酢飯は2個にしておく。そのままで食べるのも、贅沢で素晴らしい。
もちろん刺身も美味しかったです。合間に、しどけのお浸しを食べる。
しどけのお浸し
〇しどけ・塩・鰹節・醤油
鍋に塩を一つまみ入れて、しどけの茎からゆでる。2分ほどしたら葉のほうを入れ、しんなりしたらすぐ水で冷やす。刻んで、鰹節と醤油をかける。
しどけの独特の香りは、他の山菜にはない。うちの近所のスーパーに出回ることがないので、お土産が頼りだ。
しどけ、一番好きな山菜かも。
こごみの味噌ダレがけ
〇こごみ・味噌・醤油・ラカント・酒・ゴマ
こごみは2分ほどゆでて水で冷やす。鍋に酒、醤油、ラカントを入れ沸騰させたら、火を止める。味噌とゴマを混ぜて、こごみにかける。
タレをしっかり作って正解。新鮮なので茎がパリッパリ。甘味噌と合う。
揚げナス
〇ナス・片栗粉・サラダ油・醤油・豚肉・塩
ナスを乱切りにして、水につけてあく抜きする。水を切り、片栗粉をまぶしてサラダ油で揚げる。豚肉も一緒に揚げた。
少量のサラダ油でひっくり返しながら揚げた。揚げナスは、どうしてなのか旨い。中がトロトロ。
豚肉には軽く塩で下味をつけて揚げた。少しだけ作ったのだが、これも旨い。
土産のおかげで、思わぬごちそうの日になった。
(※出来立てをすぐに食べ始めてしまったので、全体の写真を撮り忘れてしまいました。)
ひとこと ウニ解禁
数日前にスーパーで、ローストビーフのウニのせ寿司を買って来た。3個でおよそ550円。売り場の他の寿司と比べてお高め。1個だけ食べたが、なかなかに美味しい。ウニって、やっぱりいいなあと思っていた。夫はその間いなかったので、それは知らない。
ところがお土産に買って来たのでびっくりだ。
テレパシーを送ってしまったようだ。というのが、我が家でよく出る言葉。昔から、誰かがあれ食べたいと念じると、食卓に出てきてびっくりということが何度もあった。私が傍受するらしい。
今回は夫が傍受だ。
実際の所、何千回と同じ食卓を囲んでいたら、次はこれが食べたいという気持ちまで寄ってくるのかと思う。
まあ、今回はウニの解禁になったばかりで、旬だからという偶然ですね。
塩水ウニは年中売っているわけではないそうです。5月~8月。しかも天候の良い日にのみ、口開け(殻を割って中身を出す)するとのこと。